水溶性切削油のエマルション粒径と加工性の関係2

輸入水溶性切削油のエマルション粒径を実際にマイクロスコープで測定しました。外観とマイクロスコープの画像を比べてみると、やはり透明度が高い油剤ほどエマルションの粒径が小さいことが分かります。また油剤の特性もエマルションの粒径に準じた性格を持っています。界面活性剤や乳化剤でエマルションの粒径はコントロールできますので、加工内容で小さい粒径のもの、大きい粒径のものを選択することすることが良いと考えます。イメージ的には油の性質に近いのは粒径の大きいもの、より水の性質に近いものは粒径の小さいものになります。最近では高速加工やスピンドルスルーを多用する加工が増えていますので、より浸透性の効果を期待するためマイクロエマルジョンタイプや半透明タイプ、シンセティックタイプのニーズが高くなっています。またベタツキや機械の汚れを避ける観点からもより粒径の小さいものが選択されるようになってきています。しかし浸透性が強いということは塗装の剥離、パッキン、シール材の膨潤などのトラブルにつながりやすくなるので注意が必要です。

エマルションタイプ1 外観

 

エマルションタイプ1 マイクロスコープ
粒径 18~33um

 

エマルションタイプ2 外観

 

エマルションタイプ2 マイクロスコープ
粒径 29~46um

細かい粒径と想定していましたが、意外に粒径は大きい。

 

半透明ソリューブルタイプ 外観

 

半透明ソリューブルタイプ マイクロスコープ
粒径 6~8um

 

 

 

透明型シンセティックタイプ 外観

 

透明型シンセティックタイプ マイクロスコープ
粒径 2um以下

透明タイプでも数は少ないが、エマルションを確認しました。