粘度と持ち出し量の関係
動粘度40℃ 12.5cstの試作製品と20.7cstの現行製品の持ち出し量の試験を行いました。
試験条件
SUJ2のテストピース (10φ×14mm 質量8.43g)10個(84.3g)をサンプル油剤100㏄に浸漬し1分後5秒おきに取り出し持ち出し量を確認する。
試験結果
動粘度20.7cst 2.07g
動粘度12.5cst 1.10g
低粘度試作品の方が50%近く持ち出し量が減少しました。テストピースは表面がフラットで表面積が小さいですが実際の切り屑やワークでは表面積が大きいため差はもっと広がると考えられるます。
油剤の低粘度化は持ち出し量が低減でき油剤単価が上がってもコストダウンに貢献できると考えます。
特に切り屑排出量の多いBTA加工、ガンドリル加工などでは効果的と考えます。