分析設備紹介
弊社の主な分析設備
自社製チムケン極圧試験機
自社製の極圧試験機です。切削油の一次性能である潤滑性を試験します。弊社の試作品または他社との比較試験に使用しています。
エネルギー分散型蛍光X線分析装置
切削油の金属分を測定します。切削油中の極圧成分や使用液の混入金属イオンを測定し劣化度合や混入油分を推測します。
デジタルマイクロスコープ
切削工具の摩耗度合や加工面を観察しています。加工面の面粗さやエマルションの粒形も測定できます。最大2500倍まで可能です。
全自動動粘度測定装置
切削油の動粘度を測定しています。全自動でサンプルを投入すれば粘度管の洗浄、乾燥まで行います。非常に高精度です。冷却装置を装備しているので常温以下から100℃まで測定できます。
自動引火点測定装置
切削油の引火点を測定しています。人間の目では見えない着火をキャッチします。非常に高精度です。
電位差自動測定装置
油剤の劣化基準である酸価値と水溶性切削油のアルカリ濃度を測定しています。水溶性切削油の濃度は糖度計のBRIX濃度とアルカリ濃度の両方の視点で見た方がベターと考えています。
振動式密度比重計
非常に高精度の密度計です。サンプルを投入すれば全自動で洗浄まで行います。
真空検体乾燥器
振動式密度比重計の付帯設備としてサンプルの気泡を完全に取り除くことでより精度の高い測定ができます。また切削油の乾燥した後のベタツキ状態を観察します。
バクテリア培養恒温槽
水溶性切削油のバクテリアや菌の測定をするための培養槽です。嫌気性菌、カビ、酵母菌、好気性菌を測定しています。
耐熱性試験恒温槽
油剤の寿命を測定するために投入する恒温槽です。一定時間、一定温度でサンプルを投入してその後の動粘度、酸価値、蒸発損量を測定します。また樹脂やゴムの浸漬試験にも使用します。