切削油について工作機械メーカーからの質問 油性切削油編
工作機械メーカーから切削油について疑問に思うことの質問の続きです。今回は油性切削油についての質問に回答したいと思います。 ① 長く使用している切削油の状態が良いか悪いかを確認する方法はありますか? 新油と使用油の粘度や酸[…..]
工作機械メーカーから切削油について疑問に思うことの質問の続きです。今回は油性切削油についての質問に回答したいと思います。 ① 長く使用している切削油の状態が良いか悪いかを確認する方法はありますか? 新油と使用油の粘度や酸[…..]
工作機械メーカーから切削油について疑問に思うことの質問を頂きました。今回は水溶性切削油についての質問について回答致します。 ① 水溶性切削油で腐って匂いを放つ切削油の匂いを消して再利用できる方法はあるか? 殺菌剤という薬[…..]
極圧剤(EP剤)は、高温・高荷重下で金属面と化学反応を起こし、せん断強度の小さい被膜(トライボフィルム)を形成して焼き付きを防止する添加剤であり、その中でも硫黄系極圧剤は最も古典的かつ汎用性の高いものです。塩素フリータイ[…..]
油性切削油の寿命評価には、化学的・物理的特性の変化や加工性能の低下を指標とする方法があります。以下の要因を測定・評価することで、切削油の交換時期を判断できます。 1. 油性切削油の寿命を決定する要因 (1) 物理的・化学[…..]
超硬材料を水溶性研削油で加工していると段々と赤紫色に着色してくることがあります。これは超硬合金には一般的にコバルトがバインダーとして使用されていますが、このコバルトがクーラントに溶出しているからです。この研削時のコバルト[…..]
切削油に使用されるカルシウムスルホネートの効果について考えてみたいと思います。カルシウムスルホネートは中性タイプのものと塩基性のものがあり金属加工油に使用されるのは塩基性のものです。この塩基性カルシウムスルホネートの中で[…..]
最近、排出される廃油についてPCB廃油が混入されているケースが発生しており大変問題となっています。過去にPCBは変圧器(トランス)やコンデンサー、塗料、シリンダー油に高濃度から低濃度のPCBが含まれていました。昭和47年[…..]
ものづくりのグローバル化が加速しておりChemSHERPAの作成依頼についての問い合わせが増えています。ChemSHERPAとは、化学物質情報の共有を目的とした日本発のイニシアチブです。企業間で化学物質に関する情報を効率[…..]
非常に古い切削油の加工資料があったのでコラムとします。下記画像のリンク資料は昭和33年の大手自動車メーカーでの加工試験の資料です。昭和30年代といえばこれから日本が高度成長の時代へと入っていく頃です。この昭和33年は聖徳[…..]
前回のコラムで水溶性切削油の濃度管理の重要性と管理方法の概略を述べました。しかし実際の現場ではタンク内のクーラントを糖度計で測定するとかなり実際の濃度と乖離していきます。これは糖度計が水とそれ以外の物質を光を通した時の屈[…..]