ケミカットF920SP製品案内

活性硫黄及び燐系極圧剤配合 BTA加工、ガンドリル加工に最適です。

ケミカットF920SP

● 代表性状
外  観      淡黄色透明
密  度 g/cm3   0.898                                   引 火 点 ℃        260
動 粘 度 cst(40℃)    20.7
銅板腐食 100℃×1h    4c
流 動 点 ℃       -15以下                              ●用途 BTA・ガンドリルなど深穴加工
ケミカットF-920SPは消防法による「可燃性液体類」に指定される高引火点の油性切削油です。油倉庫などの貯蔵設備や生産設備のタンクにおいて危険物の対象から除外されますので消防法上の指定数量に余裕が持てます。またPRTR指定化学物質や塩素系極圧剤を含有しておらず、ISO14000sの精神に一致する製品です。また今後対応が必要となるカーボンニュートラルの問題に対応した製品です。
● 特長
・ 消防法上の危険物の対象から除外されます。
・ 精製の高いベースオイルによりミストの発生が少なく
また低臭タイプなので作業環境が改善されます。
・ 硫黄添加剤及びリン系極圧剤配合につき仕上げ面粗さの向上や工具寿命の延長
に貢献します。
・ 非塩素系の為、分解塩素による錆の発生がありません。
・ 人体への安全性も極めて優れています。
・ 工具寿命を延長し、生産性を増大できます。
・ 仕上げ面の向上が得られます。
・ PRTR指定化学物質を含みません。

F-920に硫黄系極圧剤とさらにリン系極圧剤を添加したタイプで焼き付き耐荷重性を向上させた製品です。リン系極圧剤は従来の塩素系極圧剤が効果のあるといわれる比較的低温領域から効果を発揮しますので低速から高速切削まで良好な切削性が期待できます。この製品は銅合金を変色させてしまうので鉄系材料用になります。引火点が250℃以上であり可燃性液体類に該当し消防法の保管数量から除外されます。BTA加工、ガンドリル加工に実績があります。大手工作機械メーカーの工作機械の主軸の加工や防衛関係の分野でもご使用頂いています。