切削油ガチンコ対決Vol3 エマルション対シンセティック編
切削油の潤滑性を評価しています。
潤滑性は切削加工に大きな影響を与えます。
一般的に潤滑性が高いほど工具寿命や面粗度が向上します。
潤滑性と冷却性と刃先浸透性のバランスが切削油剤の一次性能ですがチムケン試験は特に潤滑性と浸透性の優位性が高評価になります。
今回はエマルションタイプと高潤滑のシンセティックタイプ油剤を試験しました。
いままで油分の含有量が多いエマルションタイプの方がシンセティックタイプより潤滑性が高いといわれてきましたがシンセティックタイプでも同等以上の耐荷重性の良好な油剤のを開発が進んでいます。
このシンセティックタイプの油剤は深穴加工で実績があり液も安定しており長寿命です。
しかしながら切削油剤は潤滑性だけでなく防錆性、安定性、耐腐敗性、消泡性、環境負荷など総合的な視点からお客様のユーズに合わせて選ぶ必要があると考えています。