果汁の甘さと糖度計(Brixメーター)の関係
切削油とは直接関係がないことですが、先日、柑橘系の果物を数種購入しました。その中で特に甘いありあけとよばれる品種があり、水溶性切削油の濃度の測定でよく用いられる手持ちの糖度計(Brixメーター)で糖度を測定しましたところ、約10.5程度と予想より低い数値でした。逆に酸味の強い八朔とよばれる品種は12.0以上と人間の味覚と反対の数値になりました。調べてみると下記のことがわかりまとめてみました。
① Brix(°Bx 糖度計の数値)
Brix値は、水溶液100g中に含まれる可溶性固形分(主に糖)の割合(g)
を表す指標です。
読み取り数値10°Bx = 水分100g中に糖などが約10g
果物の場合、ほとんどが糖分なので「甘さの目安」として使われます。
② 果物の甘さとの関係
基本的な関係 Brix値が高いほど甘く感じやすい。
糖分(ショ糖・果糖・ブドウ糖)が多いほど数値は上がる。
例:りんご:12~15°Bx
みかん:10~13°Bx
ぶどう(高級):18~25°Bx
メロン:14~18°Bx
③ 「Brix=甘さ」ではない理由
実は、人が感じる甘さはBrixだけでは決まりません。
酸味とのバランス
酸が強い → 同じBrixでも甘く感じにくい。
糖/酸比(Brix ÷ 酸度)が重要
Brix 13、酸が強い → さっぱり
Brix 12、酸が弱い → かなり甘い
④ 糖の種類
果糖:最も甘く感じる。
ショ糖:標準的
ブドウ糖:甘さが弱い
同じBrixでも、果糖が多い果物ほど甘く感じることがあります。
⑤ 香り・熟度
熟すと香気成分が増え、甘さを強く感じる。
香りが良い=「甘い」と脳が錯覚しやすい。
まとめ
①糖度計の数値は光の屈折率の差から、果汁の中の水分以外の可溶性固形分を測定しているのであって、必ず甘さ成分だけではない。
②酸味が強いと甘さ成分が相殺され甘さを感じない。
③糖の種類によっても甘さの度合いが違う。
④熟度が増し香りが良いと甘さを強く感じる。
スーパーマーケットでは糖度の数値を売りに甘さやおいしさをPRしていますが、これらの数値は参考程度で考えた方が良いかと思います。やはりおいしさは人の味覚で決まるものと思います。

