硫黄系極圧剤の種類について
極圧剤(EP剤)は、高温・高荷重下で金属面と化学反応を起こし、せん断強度の小さい被膜(トライボフィルム)を形成して焼き付きを防止する添加剤であり、その中でも硫黄系極圧剤は最も古典的かつ汎用性の高いものです。塩素フリータイ[…..]
極圧剤(EP剤)は、高温・高荷重下で金属面と化学反応を起こし、せん断強度の小さい被膜(トライボフィルム)を形成して焼き付きを防止する添加剤であり、その中でも硫黄系極圧剤は最も古典的かつ汎用性の高いものです。塩素フリータイ[…..]
切削油はモノづくりに欠かせないものですがものづくり以外の企業様にはなじみのないものです。用途として金属加工の際に使用される液体で、工具の摩耗を防ぎ、加工精度を高めるために使用されています。今回は切削油に関するいくつかの簡[…..]
潤滑油のベースオイルの分類には、アメリカ石油協会(API)の基準に基づいて、グループⅠからグループⅤまでの5つのカテゴリに分けられています。現在の金属加工油の主流はグループⅠのものですが今回はグループⅢ以上の高品質ベース[…..]
切削油に使用されるカルシウムスルホネートの効果について考えてみたいと思います。カルシウムスルホネートは中性タイプのものと塩基性のものがあり金属加工油に使用されるのは塩基性のものです。この塩基性カルシウムスルホネートの中で[…..]
水溶性切削油を使用する大きな目的は潤滑性向上による加工負荷の低減、加工時の刃先の冷却による工具寿命のアップが第一の目的ですが、そのほかに防錆性も求められます。しかし水溶性切削油の防錆能力は一週間程度の一時的なものでありそ[…..]
ものづくりのグローバル化が加速しておりChemSHERPAの作成依頼についての問い合わせが増えています。ChemSHERPAとは、化学物質情報の共有を目的とした日本発のイニシアチブです。企業間で化学物質に関する情報を効率[…..]
非常に古い切削油の加工資料があったのでコラムとします。下記画像のリンク資料は昭和33年の大手自動車メーカーでの加工試験の資料です。昭和30年代といえばこれから日本が高度成長の時代へと入っていく頃です。この昭和33年は聖徳[…..]
塩素系極圧剤含有水溶性加工油と塩素フリータイプの防錆力の違いを試験しました。塩素系極圧剤含有は湿度の高い時期または錆びやすい材料である鋳物では問題となるケースがあります。塩素系極圧剤含有製品は少なくなりましたが過酷な加工[…..]