硫黄系極圧剤の種類について
極圧剤(EP剤)は、高温・高荷重下で金属面と化学反応を起こし、せん断強度の小さい被膜(トライボフィルム)を形成して焼き付きを防止する添加剤であり、その中でも硫黄系極圧剤は最も古典的かつ汎用性の高いものです。塩素フリータイ[…..]
極圧剤(EP剤)は、高温・高荷重下で金属面と化学反応を起こし、せん断強度の小さい被膜(トライボフィルム)を形成して焼き付きを防止する添加剤であり、その中でも硫黄系極圧剤は最も古典的かつ汎用性の高いものです。塩素フリータイ[…..]
切削油が原因で手荒れを引き起こす主な理由には、以下のような要因があります。それぞれの原因を把握することで、適切な予防策を取ることができます。 1. 切削油に含まれる成分 切削油には、加工の効率を上げるための様々な化学物質[…..]
超硬材料を水溶性研削油で加工していると段々と赤紫色に着色してくることがあります。これは超硬合金には一般的にコバルトがバインダーとして使用されていますが、このコバルトがクーラントに溶出しているからです。この研削時のコバルト[…..]
最近、排出される廃油についてPCB廃油が混入されているケースが発生しており大変問題となっています。過去にPCBは変圧器(トランス)やコンデンサー、塗料、シリンダー油に高濃度から低濃度のPCBが含まれていました。昭和47年[…..]
非常に古い切削油の加工資料があったのでコラムとします。下記画像のリンク資料は昭和33年の大手自動車メーカーでの加工試験の資料です。昭和30年代といえばこれから日本が高度成長の時代へと入っていく頃です。この昭和33年は聖徳[…..]
前回のコラムで水溶性切削油の濃度管理の重要性と管理方法の概略を述べました。しかし実際の現場ではタンク内のクーラントを糖度計で測定するとかなり実際の濃度と乖離していきます。これは糖度計が水とそれ以外の物質を光を通した時の屈[…..]
水溶性切削油を極圧試験やタッピングトルク試験を実施するとシンセティックの製品が潤滑性の基本である油分を多く含有するエマルションタイプより良好な結果になることがあります。これはシンセティックタイプの潤滑剤の開発され配合技術[…..]