カルシウムスルホネートと硫黄系極圧剤の関係
切削油に使用されるカルシウムスルホネートの効果について考えてみたいと思います。カルシウムスルホネートは中性タイプのものと塩基性のものがあり金属加工油に使用されるのは塩基性のものです。この塩基性カルシウムスルホネートの中で[…..]
切削油に使用されるカルシウムスルホネートの効果について考えてみたいと思います。カルシウムスルホネートは中性タイプのものと塩基性のものがあり金属加工油に使用されるのは塩基性のものです。この塩基性カルシウムスルホネートの中で[…..]
以前のコラムに記載しましたが中鎖塩素化パラフィン(MCCP)は、BTA加工ガンドリル加工のような特に負荷の大きい加工や難削材に有効で現在でも使用されています。中鎖塩素化パラフィン(MCCP)は、物理的な特性や化学的な安定[…..]
切削油の潤滑性を評価しています。 潤滑性は切削加工に大きな影響を与えます。 一般的に潤滑性が高いほど工具寿命や面粗度が向上します。 潤滑性と冷却性と刃先浸透性のバランスが切削油剤の一次性能ですがチムケン試験は特に潤滑性と[…..]
BTA加工に加工に求められる切削油の必要条件として下記の特徴が挙げられます。 1低粘度であること。 BTA加工はオイルプレッシャーヘッドからワーク工具と工具の狭い間を通り切削加工点に潤滑作用を行い、切り屑と一緒に長いボー[…..]
鉄、ステンレス用の油性切削油で切削加工すると銅合金は黒く変色してしまうことがあります。これは切削油に添加されている硫黄系極圧添加剤による影響です。硫黄系極圧添加剤は加工性を向上させるために添加されています。この作用は簡単[…..]
BTA加工は非常に過酷な加工法で通常の切削加工機械よりBTA専用機のタンク容量は大きくなっていますがそれでも切削油の油温はかなり高くなり油温管理をしないと60℃以上になってしまいます。そのため切削油の劣化や添加剤の消耗も[…..]
植物油由来原料の切削油は高引火点、カーボンニュートラル効果によるCo2排出削減、高潤滑性といった利点がありますがデメリットとして鉱物油と比較して熱安定性が悪いという点が挙げられます。これは鉱物油にはない植物由来の脂肪酸が[…..]
水溶性切削油からの植物油由来切削油への更新 ① 現在ご使用中の水溶性切削油をタンクからできるだけ取り除いて下さい。 ② タンク内の切り屑やスラッジを極力除去してください。 ③ バキュームクリーナー等でタンク内に残っている[…..]
BTA、ガンドリルに代表される深穴加工は大量の切削油を使用しますが、現在第3石油類の切削油が多く使用されていますが昨今消防署の立ち入り検査の強化や設備の増設で危険物の保管数量が問題となっています。そのため消防署から工場レ[…..]
BTA加工における切削油の役割と重要性 BTA加工について BTA加工と呼ばれる深穴加工方法は高い油圧で大量の切削油を加工部位に強制的に送り、切屑を切削油 と一緒にドリルチューブ内を通って排出させるため、切屑が加工面に接[…..]