BTA加工における中鎖塩素化パラフィン(MCCP)の切り替えのついて
以前のコラムに記載しましたが中鎖塩素化パラフィン(MCCP)は、BTA加工ガンドリル加工のような特に負荷の大きい加工や難削材に有効で現在でも使用されています。中鎖塩素化パラフィン(MCCP)は、物理的な特性や化学的な安定[…..]
以前のコラムに記載しましたが中鎖塩素化パラフィン(MCCP)は、BTA加工ガンドリル加工のような特に負荷の大きい加工や難削材に有効で現在でも使用されています。中鎖塩素化パラフィン(MCCP)は、物理的な特性や化学的な安定[…..]
切削油の歴史についての概要を示します。 古代から中世初期:切削油の初期の形態として、植物油や動物脂肪が使われていました。これらの自然由来の油は、金属の摩擦を減らし、切削プロセスをスムーズにする効果がありました。古代エジプ[…..]
BTA加工に加工に求められる切削油の必要条件として下記の特徴が挙げられます。 1低粘度であること。 BTA加工はオイルプレッシャーヘッドからワーク工具と工具の狭い間を通り切削加工点に潤滑作用を行い、切り屑と一緒に長いボー[…..]
切削性向上のため添加されていた切削油の進化もあり塩素系極圧剤は以前ほど使用されなくなっています。しかし加工内容や材料によっては優位に作用するため現在でも使用されています。特にBTA加工やガンドリル加工などの深穴加工や耐熱[…..]
植物由来切削油は原料として植物由来の脂肪酸と特殊なアルコールを合成されたエステルが基油となっています。 このエステルは長い分子構造の末端に極性基を持っています。この極性基がワークや工具表面に吸着配列して緻密な吸着膜を形成[…..]
鉄、ステンレス用の油性切削油で切削加工すると銅合金は黒く変色してしまうことがあります。これは切削油に添加されている硫黄系極圧添加剤による影響です。硫黄系極圧添加剤は加工性を向上させるために添加されています。この作用は簡単[…..]
日々の補給について 水溶性切削油は水に希釈して使用するためどうしても菌やバクテリアが繁殖しやすくなります。 特に夏場やクーラントが滞留する長期休暇には臭気が発生しやすくなります。 そのため水溶性切削油には殺菌剤や防カビ剤[…..]
加工油剤を使用して金属加工を行っていると鉄系材料の錆や非鉄金属の腐食の問題は非常に厄介な問題です。 加工油剤を通じてこれらの課題を改善できる対策を考えたいと思います。 加工油剤には水溶性油剤と不水溶性油剤がありますがどち[…..]
植物由来切削油と従来の油性切削油と水溶性切削油の違いは私見になりますが表のようになります。加工性、貴社の危険物の保管状況、防錆性、環境への配慮等を総合的に判断するための参考になれば幸いです。 […..]
切削油の極圧剤の有無、種類、組み合わせ、含有量で面粗度や工具寿命が大きく変わります。しかしメリットばかりでなくデメリットが出てきます。極圧剤の組み合わせは無限でありその組み合わせで切削油の用途や性能、向き不向きが決まりま[…..]